家づくりの知識

2023.07.31

グラフテクト(GRAFTEKT)キッチン×注文住宅のおすすめ・後悔しない家づくり

グラフテクト(GRAFTECT)キッチンは、おしゃれで高品質ながらも、コストメリットの高いキッチンが実現できると、今注目を集めているキッチンブランドです。

しかし、注文住宅でグラフテクトキッチンの導入を検討する場合、

「どのような導入事例があるか知りたい」
「メリットだけでなく、デメリットも知りたい」

と、感じている方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、グラフテクトキッチンの特徴について、メリット・デメリットを交えながら解説します。

後半ではイシカワの注文住宅での導入事例もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

グラフテクト(GRAFTEKT)キッチンとは?

グラフテクト(GRAFTEKT)」とは、高級キッチンメーカーの「キッチンハウス(kitchenhouse)」のセカンドラインとして誕生したキッチンブランドです。


その特徴として、高品質でありながら、低価格で購入できることが挙げられます。

キッチンハウスと同じ素材を使用し、デザインやスペックなどの良いところは残しつつ、プランをある程度パッケージ化することでコストを抑えている点が強みです。

キッチンハウスは元々、皇室御用達や、著名人からも選ばれるような高級キッチンメーカーでした。

高級キッチンメーカーのデザイン性と品質を、一般消費者でも手の届きやすいリーズナブルな価格に抑えたのがグラフテクトになります。

グラフテクトキッチンの特徴

グラフテクトキッチンの最大の特徴は「高品質かつ選択肢の多さ、そして価格競争力」です。

キッチンハウスと同じ工場で、同じ素材を使いつつも、コストメリットを実現できている理由は、選択肢の数にあります。

高級オーダーメイドのキッチンハウスは無限のような選択肢から選ぶことができたのに対し、グラフテクトでは限られた選択肢の中から選ぶ仕組みになっています。

ただし、限られた選択肢といっても、一般的な既製品のキッチンメーカーよりも自由度が高く、幅広い選択肢があります。

ここではそんなグラフテクトキッチンの特徴を、さらに具体的に解説します。

特徴1. 既製品とカスタムオーダーの融合

グラフテクトの1つ目の特徴は、既製品とカスタムオーダーを兼ねている点です。

住宅建築で使われるキッチンメーカーは、以下の2つに大別できます。

1.一般的な既製品のキッチンメーカー
2.カスタムオーダーのキッチンメーカー

そして、それぞれのメーカーには、下表のような特徴があります。

グラフテクトは、既製品キッチンメーカーとカスタムオーダーキッチンメーカーの中間の位置付けにあるメーカーです。
既製品でありながら、レイアウトやカラーなどが幅広い選択肢の中から選べるため、カスタムオーダーのメリットも併せ持っています。

特徴2. 11種類70通りのレイアウト

グラフテクトキッチンは、レイアウトを11種類70通りから選ぶことができる点が特徴的です。

既製品のキッチンメーカーと比較すると、非常に多くの選択肢のなかからレイアウトを選べます。

【グラフテクトキッチンで選べる11種類のレイアウト】

・デュエ アイランド
・デュエ
・ウェスタ アイランド
・アイランド
・ペニンシュラ
・袖壁付けペニンシュラ
・L型
・オープンL
・ポポラート アイランド
・ポポラート
・I型

バックセット(背面の食器棚)も5パターンのレイアウトがあり、幅の長さなどを間取りに合わせて選択できます。したがって、結果的には合計50種類程から好きなレイアウトを選択可能です。

一般的なキッチンは、一列型の壁付けキッチン(I型キッチン)です。その他のⅡ型と呼ばれる「デュエ」というレイアウトやL型キッチン、オープンL型キッチン、アイランドキッチンは特殊なキッチンレイアウトの部類に入ります。

一般的なキッチンメーカーでは、これらの特殊なキッチンレイアウトを導入するとなると、金額が大幅に高くなる傾向がありました。

しかしグラフテクトの場合、レイアウトが特殊でも、金額はそのままで取り入れることが可能です。

特徴3. パターン選択もできる8種類のカラー

グラフテクトキッチンは、シンプルながらも、高級感を感じさせるデザインも魅力です。
高級キッチンメーカーのセカンドラインということもあり、デザイン性の高さに定評があります。

選べるカラーバリエーションは8種類と豊富です。人気色を中心にバリエーション数を抑えることで、コストダウンを実現しています。

【グラフテクトキッチンで選べる8種類のカラー】

・メルクリオ
・ベトングレー
・ノッティブラウン
・ノッティナチュラル
・ノッティホワイト
・オニキスグレー
・アッシュベージュ
・プレミアムホワイト

一般的なシステムキッチンでは難しい木目柄を含め、キャビネットと合わせたワークトップも選択可能。リビングと家具のデザインを合わせることもできます。

また、2色を組み合わせるパターンを選択すれば、さらに豊富なカラーバリエーションが実現できる点も魅力です。

【グラフテクトキッチンで選べるツートンカラー】

・メルクリオ×アッシュベージュ
・ベトングレー×ノッティブラウン
・アッシュベージュ×ノッティナチュラル

2種類の色を組み合わせることで、より洗練されたリビング・ダイニング・キッチンの空間をつくれます。

グラフテクトキッチンのメリット

先に述べた通り、グラフテクトキッチンは「選択肢の多さ」と「コストメリットの高さ」が特徴的です。

この特徴を踏まえて、グラフテクトキッチンのメリットをさらに詳しく解説します。

メリット1. 他にはない理想のキッチンが実現できる

グラフテクトキッチンでは、部屋に合わせて幅広い選択肢の中からレイアウトやカラーなどを選択できます。

カウンター型やI型、L型、アイランド型などのレイアウトを選べるほか、11種のデザイン・カラーバリエーションがあり、その組み合わせも自由自在です。

既製品のキッチンでは難しい、理想のキッチンがグラフテクトキッチンなら実現できる可能性があります。

「価格はリーズナブルな方がいいけれど、他と同じようなありきたりなキッチンは嫌だ」「もっとレイアウトを自分好みにしたい」という方に、おすすめです。

メリット2.わかりやすい価格設定

デザインの優れたキッチンと聞くと、ハイコストなイメージをもたれる方も多いでしょう。しかし、グラフテクトキッチンならコストメリットを享受しつつ、デザイン性に優れたキッチンが手に入ります。

グラフテクトキッチンは138万円のワンプライス(※)で11種類のレイアウトから選べます。わかりやすい価格設定がされている点がメリットです。

※2023年7月25日時点の情報です。

メリット3. 空間のトータルコーディネートができる

グラフテクトはキッチンだけでなく、以下のような様々な家具を自社で制作しているため、キッチンを含むリビング・ダイニング・キッチンの空間をトータルでコーディネートできます。

・ダイニングテーブル
・ソファー
・チェア
・ローテーブル
・テレビボード など

例えば、キッチンと全く同じ材質のダイニングテーブルを設置することも可能です。全く同じ素材のもので揃えられるので、空間のコーディネートの完成度が高まります。

キッチンだけではなく、ダイニングやリビングもトータルでコーディネートしてより洗練された空間にしたい方にも、グラフテクトはおすすめです。

メリット4. キッチンに最適な高機能素材を使用している

グラフテクトでは、ワークトップ(調理等の作業を行うカウンター面)にEVALT(エバルト)と呼ばれる高機能素材を使用しています。

EVALTは多くの欧州トップメーカーが扱う、キッチンに最適な高機能メラミン素材で、以下のような特徴があります。

・汚れがつきにくい
・熱に強い
・キズがつきにくい
・衝撃に強い
・シンクとワークトップのつなぎ目が滑らか
・水に強い

EVALTはキッチンハウス創業当時から扱ってきた素材で、グラフテクトの品質の高さを象徴する存在です。

グラフテクトキッチンのデメリット

グラフテクトキッチンにはメリットだけでなく、当然ながらデメリットもあります。ここではデメリットとしてよく指摘される点を解説します。

デメリット1. コンセントが設置できない

グラフテクトはキッチン本体にコンセントを設置できません。自分で加工して設置した場合、保証の対象外となるためご注意ください。

コンセントを設置する場合は、壁や床などに設置します。

デメリット2. 人によっては収納が少ない

人によっては、グラフテクトキッチンは「収納が少ない」と感じる方もいるようです。
ただし、収納が多いと感じるか少ないと感じるかは、人それぞれです。必要な収納の量は家族の人数やライフスタイルによっても変わります。

グラフテクトキッチンの収納量が多いか少ないかは、実際に展示場やショールームなどに足を運んで、自分の目で確認することが大切です。

収納を増やしたい場合は、オプションを追加すれば増やすこともできます。どのくらいオプション費用がかかるか、契約前に見積もりを確認しましょう。

デメリット3. ステンレスのシンクに水垢が付きやすい

グラフテクトキッチンのシンクはステンレス製です。

ステンレスのシンクは熱に強く、汚れや臭いが付きにくいメリットがあります。しかし反面、水垢が付きやすい点がデメリットです。

ただ、グラフテクトキッチンに限らず、ステンレスのシンクで水垢はどうしても発生します。こまめに水気を拭き取り、汚れをためないようにしましょう。

グラフテクトを使ったイシカワの注文住宅の事例

イシカワでも、グラフテクトキッチンをお選びいただくことが可能です。
施主様のご要望で、グラフテクトキッチンを採用した注文住宅の事例をご紹介します。

黒×木目調のシックなキッチン

キッチンのカラーはシックな印象が人気のメルクリオと、木目調のノッティナチュラルを組み合わせました。
レイアウトは、省スペースで使いやすい袖壁付けペニンシュラ型で配置しています。

広いワークトップはつなぎ目がないため手入れがしやすく、凹凸の少ないすっきりした印象のデザインが特徴的です。

さらにレンジフードも作業台に合わせて、シックなグリットブラックを採用しています。こういったカラーバリエーションを選べるのがグラフテクトの魅力です。

グラフテクトに合わせた統一感のあるLDK

ダイニングテーブルは、キッチンと統一感を出すため、木目の質感とシックな黒のアイアンフレームのものを選びました。

また、フローリングやカーテンレール、家具など、リビング全体のデザインもキッチンの色合いに合わせています。

家全体の雰囲気もトータルでコーディネート

施主様のご要望で、LDKのテイストで家全体をコーディネートしました。
外観もシックなダークカラーに、木目調のアクセントを取り入れています。

玄関も、木目とシックな色合いに、黒を取り入れています。LDKと同じ真鍮の照明も設置しました。

洗面台も、グラフテクトのカラーと合わせています。
空間ごとにちぐはぐな印象を与えないよう、照明の雰囲気や木目、黒のアイアンという素材も家全体で統一しました。

このようにイシカワでは、施主様のご要望に合わせて、キッチンはもちろん、家全体の内装についても自由な対応が可能です。


ご紹介した事例の詳細ページはこちらです。

・GRAFTEKTグラフテクトのキッチンに合わせたインダストリアル空間>>

まとめ

グラフテクトキッチンの魅力は「高品質」と「デザイン性」、「豊富な選択肢」、「価格競争力」です。

一般的なシステムキッチン以上のデザイン性や自由度、かつコストメリットを求める方におすすめです。

来場予約はこちら>

グラフテクトキッチンの取り扱いや導入事例については、ハウスメーカーによって異なりますが、イシカワの注文住宅では、グラフテクトキッチンを取り入れた家づくりにも対応しています。

グラフテクトキッチンのデザインに合わせたリビングの内装はもちろん、家の外観から各居室まで統一感のあるコーディネートも可能です。

性能だけではなく、自由度の高いデザインにこだわった注文住宅についても、まずはお気軽にご相談ください。

この記事の担当:
イシカワ家づくり編集部

断熱や耐震など、最新の家づくりに役立つ知識をお届けします。みなさまの家づくりの参考にぜひご覧ください。