家づくりの知識

2024.03.04

ハウスメーカーと工務店の違いについて【比較表付き】で徹底解説!

新築を計画する際、ハウスメーカーか工務店のどちらに依頼するか悩むこともあるでしょう。
本記事では、ハウスメーカーと工務店の違いを徹底解説します。
施工エリア、コスト、建築期間、品質、設計の自由度、そしてアフターメンテナンスの観点から、両者を比較表付きで解説します。

ハウスメーカーと工務店の違いとは?【比較表付き】

ハウスメーカーと工務店は、どちらも住宅建設を手掛ける業者ですが、それぞれに特徴があります。
ハウスメーカーは主に新築住宅の建設を行い、大規模な組織で全国的に事業を展開しています。

工務店は地域に根差した業務を行い、新築だけでなくリフォームや増築など幅広いサービスを提供しています。
工務店には大きく分けて3つのタイプがあります。
最も一般的なのは地元密着型の工務店で、地域内の建築を担当し、職人が設計から施工までを一手に管理する伝統的なスタイルです。

次に、フランチャイズ型の工務店があります。
これは地域の工務店がハウスメーカーのブランドを使用して建築を行うスタイルです。

最後に、大手工務店があり、これらは大手ハウスメーカーと同様に営業担当者や住宅展示場を持ち、より広範な事業を行っています。

施工エリアについて

工務店は、主に地元の市町村や県内など、限定された施工エリアに特化しています。
工務店のスタッフは地元の気候や道路状況、その他周辺環境に精通しており、その知識を活用して住宅を建設します。

例えば、「人通りが多い地域では玄関の位置を変える」「晴れの日が少ない地域では窓からの自然光を最大限に取り入れる」といった具体的な提案を行い、その地域に最適化された家づくりを実現します。

一方で、ハウスメーカーは全国展開をしており、多くの支店があります。
お気に入りのハウスメーカーがあれば、地理的な制限に左右されず、基本的に全国どこでも住宅を建てることが可能です。また、ハウスメーカーの建築した住宅は、そのブランド力により、将来的に売却する際にも比較的高値での売却が期待できるというメリットがあります。

コストの違い

工務店は建材の大量生産が難しく、原材料コストが比較的高めですが、人件費や広告費を抑えることが可能です。
その結果、ハウスメーカーと同等の住宅を建てた場合、コスト面で有利になる場合があります。

住宅の価格は通常、坪単価で表されます。一般的な坪単価は次のようになります。

一方、ハウスメーカーは建材を大量生産することで原価を下げられますが、全国展開の住宅展示場、優秀な営業担当者の採用、広告費などが総費用に影響し、価格を高くする要因になります。
さらに、大規模な研究所での耐震性や断熱性の研究と商品開発も価格を押し上げる原因です。
しかし、このような研究と開発があるからこそ、最先端技術を取り入れた高品質の住宅を提供できるとも言えます。

耐震技術や断熱技術、汚れが雨で洗い流される外壁などの最新技術を取り入れた快適な住宅を求める方にはハウスメーカーが適しています。
一方、最新の工法を取り入れつつ、コストを抑えたい方には工務店が適しています。

建築期間について

工務店による住宅建設は、職人が一から建材を加工するプロセスからスタートします。
これは一般的に、プランに応じて一軒ずつ建材を加工し、組み立てる手法です。
工務店の工期の目安は約6カ月となります。

対照的に、ハウスメーカーでは建材の大量生産が行われ、これらは工場で事前に加工され、施工現場へ運ばれます。
現場では、事前に加工された部材を組み立てることが主な作業となり、この効率的な施工手法により、工期は約3〜4カ月で完了します。

新築住宅の施工中には、賃貸住宅の家賃と新しい住宅のローンが重なることで、出費が増えるケースが多く見られます。
そのため、負担を軽減したい場合、工期が短いハウスメーカーの選択が望ましいかもしれません。
特に、子どもの学校の入学に合わせて引っ越しを計画している家庭などでは、工期の短縮が重要になります。

一方で、「施工中は実家に滞在する」や「急いで新居に移る必要がない」という状況の場合、費用の面での負担が少なく、時間的な制約もないため、工務店での家づくりも適切な選択肢となります。

品質について

工務店での家づくりは、建材の加工から組み立てまで全て職人によって行われます。
このため、職人の技術レベルによって住宅の品質にばらつきが生じる可能性があります。
適切な工務店を選ぶためには、口コミや評判を調べ、実績のある腕の良い工務店を選ぶことが重要です。

一方で、ハウスメーカーでは建材の加工が工場でほとんど完了しており、現場での作業は組み立てが主です。
このため、施工する職人による品質の差が少なく、一定の品質を維持しやすいのが特徴です。
ただし、ハウスメーカーの住宅は標準化された設計が多く、特別なカスタマイズには対応しづらいことがデメリットと言えます。

デザインや設計について特にこだわりがなく、一定の品質を保った住宅を希望する場合は、ハウスメーカーを選択するのも良い選択です。

設計の自由度

ハウスメーカーでの注文住宅では、しばしばあらかじめ定められたプランや設備が用意されています。
顧客はいくつかの選択肢の中から間取りを選んだり、特定のメーカーから提供される水回りの設備を選ぶことが一般的です。
そのため、ハウスメーカーでの住宅計画の自由度は、工務店と比較して低めです。
また、規格外の注文には対応が難しいか、仮に対応できたとしてもコストが高くなる可能性があります。

一方、工務店ではお客様が最初から設計や設備を一つひとつ選択することができます。
家に対する強いこだわりを持つ人にとっては、自分だけの特別な家づくりを十分に楽しむことができるでしょう。
しかし、この自由度の高さは、コンセントの位置や照明のスイッチの配置など、細部に至るまでの決定を要求するため、注意が必要です。
規格化された選択肢の中で決定する方が楽だと感じる人には、ハウスメーカーの利用がおすすめです。

アフターメンテナンス

アフターメンテナンスの面では、ハウスメーカーが優れていると言えます。
ハウスメーカーは長期保証が整っており、定期的にメンテナンスのリマインダーを提供してくれます。
これにより、多忙な人でもメンテナンスのタイミングを忘れることが少なくなります。

また、無料の保証期間が設定されており、メンテナンスに関する手順も明確にされているため、スタッフ間での対応に差が生じにくいです。

対して、工務店では、大手ハウスメーカーに比べると倒産のリスクが高いこともあり、アフターメンテナンスの提供に不安が残る場合があります。
アフターメンテナンスを謳っている工務店でも、実際にメンテナンスを受けられないリスクが存在します。

ただし、ハウスメーカーに比べて「トラブル発生時に迅速に対応する」といった形で、柔軟かつ迅速なアフターサービスを提供する工務店もあります。
住宅選びの際には、アフターメンテナンスの内容や信頼性についてもしっかりと調査することが重要です。

結局どちらを選べばいいの?悩んだ時の選び方

ハウスメーカーと工務店どちらを選べばいいか悩んだ際の選び方を3つ紹介します。

・安心を取るかコストを抑えるか
・自由度を重視するか品質を重視するか
・アフターメンテナンスは素早さか手厚さか

安心を取るかコストを抑えるか

ハウスメーカーと工務店どちらを選べばいいか悩んだ際の選び方の1つ目は、安心を取るかコストを抑えるかという点です。

まず価格面で考えると、工務店の方が圧倒的な利点があります。
工務店で同等の家を建てた場合、ハウスメーカーに比べて低コストで済む傾向があります。
これは、工務店が研究費や広告費、そして大規模な人件費を抑えているためです。
地域に密着し、無駄な経費を削減することで、より手頃な価格で家を建てることが可能になります。

一方で、ハウスメーカーを選ぶ最大の利点は「安心感」です。
ハウスメーカーは、工場で建材を加工し、現場で組み立てるというシステム化された建設方法を採用しています。
この方法により、家の品質にばらつきが出にくく、均一で高品質な住宅を提供することが可能です。
さらに、ハウスメーカーの場合、アフターメンテナンスが充実しており、万が一の売却時にもブランド力により高いリセールバリューを期待できます。
これらの点は、特に長期的な安心感を求める家庭にとって重要な要素です。

自由度を重視するか品質を重視するか

ハウスメーカーと工務店どちらを選べばいいか悩んだ際の選び方の2つ目は、自由度を重視するか品質を重視するかです。
家を建てる際、個性とライフスタイルに合わせたカスタマイズが重要な要素となります。
この点で、工務店は顕著な強みを持っています。
多くの工務店では、特定のプランに縛られることなく、施主のニーズに沿った自由な設計が可能です。

例えば、「子ども一人一人に個室を」というような家族構成に合わせた要望や、「趣味のための特別な部屋が欲しい」といった個人的な希望も、工務店なら柔軟に対応してくれます。
施主の独自のアイデアや夢を形にすることが、工務店の大きなメリットと言えるでしょう。

一方、ハウスメーカーの場合、品質の高さと均一性が強みです。
ハウスメーカーは、あらかじめ設計されたプランに基づいて住宅を建築します。
これにより、品質管理が徹底されており、一定の基準を満たした住宅を提供できます。
また、ハウスメーカーのプランは、研究と経験に基づいた効率的な設計が多く、構造上の安定性やエネルギー効率の高さなど、技術的な面での利点があります。

最終的には、施主の優先順位によって選択が異なります。
自由度とカスタマイズを重視するなら工務店が、品質と安定性を優先するならハウスメーカーが適しています。
自分の理想とする家族のライフスタイルや、将来の住宅に求める条件を考慮して、最適なパートナーを選びましょう。

アフターメンテナンスは素早さか手厚さか

ハウスメーカーと工務店どちらを選べばいいか悩んだ際の選び方の3つ目は、アフターメンテナンスは素早さか手厚さかどちらを重視するかです。

工務店のアフターサービスの強みは、何と言ってもそのスピード感です。
多くの地元工務店では、事務所が近くにあるため、突発的なトラブルが発生した際に迅速に対応できます。
例えば、「お湯が出ない」「飛来物で窓が割れた」といった急を要する問題が発生した場合、工務店なら数十分以内に駆けつけてくれることがあります。
このような緊急時において、工務店の迅速な対応は非常に心強いです。

一方で、ハウスメーカーのアフターサービスは、その手厚さに特徴があります。
多くのハウスメーカーでは、定期的な点検を実施し、住宅の長期的な品質維持に努めています。
ただし、ハウスメーカーの場合、アフターサービスが専門会社に委託されていることが多く、問い合わせに対する対応が時間外であったり、提携会社に調整を依頼する必要があるため、対応に時間がかかることが一般的です。

緊急時の迅速な対応を求める場合は工務店が、長期的な保守と手厚いサポートを重視するならハウスメーカーがおすすめです。
自分のライフスタイルや将来における住宅のニーズを考慮し、最適な選択をしましょう。

ハウスメーカーならイシカワがおすすめ!

この記事では、ハウスメーカーと工務店の主要な違いについて徹底的に解説しました。
施工エリア、コスト、建築期間、品質、設計の自由度、アフターメンテナンスの面で両者を比較し、それぞれのメリットとデメリットを明確にしました。
ハウスメーカーは品質とアフターサービスの手厚さに優れ、工務店はコストの低さと設計の自由度に強みを持っています。
あなたのニーズに最も適した選択をしましょう。

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この記事の担当:
イシカワ家づくり編集部

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