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注文住宅でマイホームを建てたいと考えている方の中で、できるだけ早めに完成させたいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、一生に一度のマイホーム。どの程度こだわるかで完成までの期間は変わってきます。早さとクオリティーのどちらを選ぶべきかの基準は、なかなかご自身で作り出すことは難しいでしょう。
そこで、この記事では下記の内容について解説していきます。
・注文住宅ができるまでの期間
・注文住宅ができるまでの流れ
・注文住宅をできるだけ早く完成させるためのポイント
これらを知ることで、工期を短縮する強力な手助けになるでしょう。
この記事の目次
注文住宅を完成させるまでの期間は、さまざまな要素によって変わります。
着工から引き渡しまでであれば、一般的には、8ヶ月〜15ヶ月程度が平均期間と言われています。
しかし、6ヶ月で完成するケースもあれば、細部までこだわることで建設期間が長期にわたり、なんと2年以上かかってしまうケースもあるのです。
注文住宅ができるまでの期間は、一般的には8ヶ月〜15ヶ月程度です。
ただし、これはあくまでも目安の期間なので、土地探しやプランニング、建築の進行状況によって大きく左右されることは頭に入れておきましょう。
最短で、約6ヶ月程度で完成させることも可能です。たとえば、シンプルな間取りやデザインを採用したりすることで、スムーズに進行し、結果的に早めの期間で工事を終わらせることができるのです。
一方、広い間取りやこだわりのあるデザインを採用したりすると、その分工事の期間が延びていき、2年以上の時間がかかってしまうケースもあります。」
また、近年多くなっている地震などの災害や資材不足などの影響を受けてしまうと、工事終了までの期間が延長されてしまいます。
ここでは、注文住宅ができるまでの流れについて解説していきます。具体的には、以下の流れで注文住宅の建築が進行します。
・流れ①|情報収集・予算決定(3ヶ月~6ヶ月程度)
・流れ②|土地探し・ハウスメーカー探し:3ヶ月~6ヶ月程度
・流れ③|打ち合わせ・ローンの申請・契約:2ヶ月~6ヶ月程度
・流れ④|設計:1ヶ月~2ヶ月程度
・流れ⑤|着工・工事:4ヶ月~6ヶ月程度
・流れ⑥|引き渡し、各種手続き、引っ越し:1ヶ月程度
マイホームが欲しいと思ったら、最初に行うことは情報収集です。インターネットや住宅展示場、書籍などを活用しながら情報を集め、予算を決定します。
住宅ローンを利用するとしても、家づくりにかかる金額は家計に大きな影響を与えます。
そのため、自身の収入から無理なく返済できる予算にすることが重要です。
家計簿をつけていない方はこの機会に家計簿により毎月の収入と支出を把握しておくのがオススメです。
家づくりの予算が決まったら、次は住みたい土地と住宅購入をサポートしてくれるハウスメーカーを探します。
安い買い物ではない住宅購入。後悔しないためにも希望に合う土地を見つけ、信頼できるハウスメーカーを選ぶ必要があります。
土地探しは、希望のエリアや広さ、予算などを条件にして、複数の不動産会社に相談することをオススメします。
ハウスメーカーを選ぶ際は、複数の会社でプランや見積もりをもらい、比較検討をじっくり行う事が重要です。さらに、土地探しからサポートできるハウスメーカーを探すのもよいでしょう。
このステップが住宅購入において、基礎を固める大切な部分です。後悔しないためにも綿密に検討を重ね、希望に合った土地とハウスメーカーを見つけましょう。
ハウスメーカーが決まったら、具体的な間取りやデザイン、設備などを決めるための打ち合わせの段階に入ります。打ち合わせ後、間取りプランや見積もりの提示をしてもらい、家づくりの詳細を決めていきます。
住宅ローンを借りる場合は、このタイミングでローンの申請をします。住宅ローンには、固定金利型やフラット35などさまざまな種類があるので、複数のプランを比較しながら綿密に決めましょう。
すべての打ち合わせが終わり、最終的に契約書を交わします。その後、注文住宅の建築が正式にスタートします。
打ち合わせが終わると、見積もりで決めた内容をもとに設計図の作成が始まります。
設計図は、建物の構造やデザイン、設備などを詳細に記したものであり、住宅を建設するための重要な資料となります。
設計者・建築家と綿密に擦り合わせながら作成するため、1〜2ヶ月ほどの期間が必要となっています。
建築工事では、さまざまな工程を経て家が完成します。具体的には下記のような工事があります。
工期は、建物の規模やデザイン、さらに天候などの条件によって変動します。ちなみに、工事で1番時間がかかる工程は、基礎工事と上棟と言われています。
これには専門的で緻密な技術を要するため、時間をかけて作業を行う必要があります。
家が完成したら、検査機関による検査を経て、引き渡しとなります。引き渡し後は、各種手続き(水道やガスの開栓、住所変更など)をおこない、引っ越しをすれば、すべての工程が終了となり、新居での生活を開始できます。
各種手続きに関しては、引き渡し予定日が明確になり次第、開始しておくのがオススメです。
注文住宅の完成までの期間でコントロールできない工程も存在します。それは以下の2つです。
・工程①:住宅ローンの審査
・工程②:着工・工事
以下では、それぞれの工程について解説していきます。
住宅ローンを利用する場合、金融機関による審査が必要となります。審査には数週間〜1ヶ月ほどかかる場合が多く、繁忙期(3月〜5月)にはさらに時間がかかることもあります。この審査では、下記の項目をもとに判断されます。
・借入金額
・返済能力
・担保物件
審査書類に不備があったり、過去の返済状況が悪かったりすると、審査が長引く可能性があります。しかし事前に対策を打つことで短縮できる可能性もあります。
住宅ローンの申請では、正式な申し込みの前に仮審査をおこないます。
本審査の事前確認のような制度であり、誰でも無料で申請できるため、住宅購入を検討し始めたら、一度申請をしてみて、自分は審査に通りやすいのか確認しましょう。
申請に必要な書類は複数あります。中には収入証明書や住民票、税金の証明書など、発行に時間がかかるものもあります。必要な書類は、スケジュールを立てて早めに用意しておきましょう。
最初にローンの申請をする際に、複数の金融機関に申請することをオススメします。申請が許可されても辞退することは可能です。
万が一審査に落ちてしまった場合でも、別の金融機関で審査が通れば、次のステップへ進むことができます。
着工・工事は、天候や職人さんのスケジュールなどの影響を受けやすく、期間をコントロールするのが難しい工程です。
特に、梅雨や台風シーズン、年末年始などは、工事が遅れる可能性が高くなります。また、職人さんの数が不足していると、工期が延びることもありえます。しかし事前に対策を打つことで短縮できる可能性もあります。
完成を急ぎすぎて過密なスケジュールを組んだ結果、事故などが起きては元も子もありません。結果的に工事終了も遅れてしまいます。
ある程度、余裕をもったスケジュールを組みましょう。
天候に左右されない工法としてプレハブ工法・ユニット工法というものがあります。簡単に説明すると、両者とも工場で建築部材を作成し、現地で組み立てる工法です。
天候による影響が少ないため、工事期間を短縮させることができます。これができるかハウスメーカーに聞いてみても良いでしょう。
信頼できる業者を選ぶことで、コミュニケーションが円滑にでき、工事の進捗度合いなどの透明性も確保できます。
また、自身の把握していないところで予期せぬ費用が発生したり、知らぬ間に工期が遅れる可能性を減らせるのも重要なポイントです。
注文住宅をできるだけ早く完成させるためのポイントについてここでは解説していきます。具体的には下記の4つのポイントを押さえるようにしましょう。
・ポイント①|土地探し・ハウスメーカー探しの時間を短くする
・ポイント②|メーカーとの打ち合わせ前に判断基準を作っておく
・ポイント③|情報収集・予算決定に時間をかけすぎない
・ポイント④|ハウスメーカーに短縮できる工程がないか相談する
家づくりでは、土地探しやハウスメーカー探しに意外と時間がかかることがあるため、この期間を短縮するために対策を打ちましょう。
具体的には、下記の項目を事前に決めておくことがおススメです。
複数のサイトを参考にし、希望に合いそうな業者を見つけましょう。
間取りやデザイン、設備など、ある程度自分の中で判断基準を作っておくことで、メーカーとの打ち合わせがスムーズに進み、工期短縮にもつながります。
1人だけの買い物ではない住宅購入。事前に家族で話し合い、意見をまとめておくことがとても重要です。
事前準備が大切とはいえ、情報収集や予算決定に時間をかけすぎると、工事が遅れてしまう可能性があります。
必要な情報は最低限に絞り、予算は概算で決めておくことも重要です。
ハウスメーカーによっては、前述のプレハブやユニット住宅など、工期を短縮できる方法を採用している場合があります。
疑問に思ったことはハウスメーカーに相談して、自分に合った方法を見つけることが重要です。
この記事では、注文住宅が完成するまでの期間について解説しました。建設期間を短縮するためには家族やハウスメーカー、建設業者と入念にコミュニケーションをとることが重要です。
一生に一度のマイホーム購入。後悔のない選択ができるよう、この記事が参考になれば幸いです。
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