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家づくりの知識
2023.02.15
だれもが耳にしたことがある「ハウスメーカー」と「工務店」。実は、それぞれ特性やメリット・デメリットに違いがあることをご存知でしょうか。
実はこの違いを知らないと、建てた後に後悔するため要注意です。初めてのことが多い家づくりですから、希望をしっかりヒアリングしてくれる、提案力ある業者に依頼したいですよね。
納得のいく家づくりを進めるためにも、ハウスメーカーと工務店の違いを知ったうえで、何を重視するか考えることが大切です。そこで今回の記事では、これから家作りをする人が後悔することがないように、「ハウスメーカー」と「工務店」の違いやそれぞれの特徴をご説明いたします。
この記事を参考に、どちらで家づくりをするのがいいか、ぜひ検討してください。
この記事の目次
ハウスメーカーと工務店では、コストやプランの自由度など、大きな違いがあります。
主な違いを、以下の表にまとめました。
上記のように、ハウスメーカーと工務店は、サービス一つひとつに違いがあります。
このような違いがあるのは、ハウスメーカーと工務店の業態が違うためです。
ハウスメーカーというのは、独自のブランドで全国規模で展開している会社です。そのため、全国に支社や支店があり、工法や品質の管理体制や、マニュアルやアフターサービスも均一に整っている傾向にあります。
一方で工務店は、工事全体を管理し、工事に関わる職人の手配や管理をする業者です。
主に特定のエリアを対象に、地域密着として事業を行っています。
ハウスメーカーのように全国規模に展開しているわけではないため、業者や店舗によってマニュアルやサービスの内容が異なる場合が多いです。
ただし、マニュアル化されていない分、プランの自由度が高いので、こだわりの多い家づくりを依頼するならば、工務店が向いていると言えるでしょう。
以下では、ハウスメーカーと工務店について、より具体的に解説していきます。
また、その他にも似ている業種があるので、そちらについても参考にしてください。
昨今では一般的に使われており、イメージの固まっている「ハウスメーカー」ですが、元々は<プレハブ住宅メーカーが原点でした。
当時は大工や職人が現場で建築する方法が一般的でしたが、高度経済成長期による住宅の需要で、一定の品質を保った住宅を大量に供給しなければいけなかったのです。
そこで、従来の木材とは異なる軽量鉄骨やプラスチックの材料を使い、パネル化、ユニット化させて大量生産を行う形が取り入れられました。これが、元々のハウスメーカーの原点です。
ただし「ハウスメーカー」については、現在でも正式な定義があるわけではありません。
あえて定義づけするのであれば「自社の生産設備を持ち、住宅を全国に大量生産できる会社」と言えるでしょう。
総合住宅展示場に出展したり、テレビCMを放映していたりする多くは、ハウスメーカーと考えてよいです。
ただし、規模の大きい地域工務店といった場合もあるので、上記の限りではありません。
工務店とは、ハウスメーカーとは異なり、地域密着で業務を行っている会社です。
地域密着の比較的小規模な会社であるため、社長自らが職人として現場に出るケースもあります。
ただし、昨今の工務店に関しては、必ずしも小規模であるわけではありません。
全国的に拠点やモデルハウスを持っているような工務店も多くなっています。
工務店を細分化するとしたら、以下のようになるでしょう。
・地域密着型(小規模)
・フランチャイズ
・中堅ビルダー型
地域密着型は、供給する住宅(持家や貸家、分譲)の棟数が合計年間20棟未満の、いわゆる地域密着の小規模な工務店です。例えば「北海道に密着した工務店」のように、都道府県ごとの比較的狭い施工エリアで住宅の建築や販売を行うことがあります。一般的に「工務店」のイメージは、この地域密着型ではないでしょうか。
フランチャイズの工務店は、本部が開発した工法や規格を使い、施行していくスタイルです。
加盟している工務店は、建築資材にかかるコストなどを抑えられるほか、技術や経営に関する情報を共有できるメリットがあります。
中堅ビルダー型の工務店は、他の工務店と比べると、規模感の大きい工務店です。
ハウスメーカーのように、モデルハウスや住宅展示場などにも出展しています。
従来の工務店は地域密着が基本でしたが、中堅ビルダー型については、近隣の県や市に支店を置き、幅広いエリアで施工を行っているケースが多いです。
ハウスメーカーや工務店と似ている業種で「設計事務所」もあります。
設計事務所の大きな特徴としては、建物の設計や監理を行う建築家が在籍している点です。
規模感は、建築家一人が運営している小規模な場合もあれば、とてもたくさんの建築家やスタッフが在籍している大規模な設計事務所もあります。
ただし、設計事務所と言っても、細かく分けると大きく3種類のタイプがあります。
・アトリエ系設計事務所
・組織設計事務所
アトリエ系設計事務所というのは、名前からもわかるように、デザイン性を高めた設計事務所です。
多くの場合、少数精鋭で事務所を構えたり、個人で活動しています。
設計事務所によって得意な領域があり、住宅を得意としているケースもあれば、病院やホテル、公共施設などを得意としているケースもあります。
組織設計事務所とは、所属する設計士の人数が多く、規模感の大きい建築物を設計することの多い事務所です。
アトリエ系設計事務所と比べると、デザイン性は劣りますが、堅実な設計を得意としています。
ただし、デザイン性が低いというわけではありません。
基本的に大きな建築物を手掛けているため、個人の住宅設計に関わることは、ほとんどないでしょう。
住宅を設計する際に、「ハウスメーカーと工務店であれば、どちらに依頼するべき」とは、一概に言えません。
ハウスメーカーにも工務店にも、それぞれにメリットとデメリットがあります。
そのため、住宅を設計する際には、メリット・デメリットを吟味して、自分の理想に近い方を選ぶと良いでしょう。
以下では、ハウスメーカーのメリット・デメリット、工務店のメリット・デメリットを解説するので、依頼先を選ぶ際の参考にしてください。
ハウスメーカーのメリットを大きく分けると、以下の4つあります。
①ブランド力がある
②工期が短い
③住宅の品質が安定している
④アフターサポートの体制が充実している
まず、わかりやすいメリットとして、ブランド力があります。
テレビCMを放映したり、住宅展示場を持っていたりするほとんどは、ハウスメーカーです。
そのため、ハウスメーカーは、「誰もが知る」といった、知名度を獲得しています。
ブランド力があるために、安心して設計を依頼できるというメリットもありますが、売却の際にも有利になるメリットもあります。
いずれ住宅を売却するときに「名前の知られていない工務店で建てた家」よりも「有名ハウスメーカーで建てた家」のほうが、売却しやすいです。
ブランド力の高さは、売却のしやすさにも影響します。将来的に売却などを考えている場合は、ハウスメーカーが利用しやすいでしょう。
ハウスメーカーは、資材の調達から施工まで決まっており、マニュアル化されているため、工期が短くて済む点がメリットです。
また、資材の加工は、工場で終わらせてから現場で組み立てるので、現場での組み立てにも時間がかかりません。
工期の目安は店舗によって異なるものの、大体2.5ヵ月~4ヵ月と言われています。
一方で工務店は4カ月以上かかる場合もあるので、ハウスメーカーならではのメリットと言えるでしょう。
住宅の品質や性能が安定していることもハウスメーカーならではのメリットです。
先述したように、ハウスメーカーは、部材を工場で生産し、あらかじめ部材の加工と組立を行うことで安定した品質の住宅を建てることができます。また、作業もマニュアル化されているために、一定の質が担保できます。
工務店の場合は、職人の腕に左右されてしまうケースもありますが、ハウスメーカーならその点は安心できるでしょう。
アフターメンテナンスについても、ハウスメーカーのほうが充実しています。
ハウスメーカーは会社の規模が大きい分、アフターメンテナンス専門の子会社や部署を用意している場合もあります。
ハウスメーカーによっては、定期点検や無料修理期間などのマニュアルが整備されてるため、標準的な対応が期待できるでしょう。対して、工務店のアフターメンテナンスは、店舗によってバラつきがあるため、ハウスメーカーほどのアフターメンテナンスを行ってくれるとは限りません。どのようなフォローの実績があるか、制度や注意点などを事前に理解しておき、信頼できる業者を選びましょう。
工務店のメリットを大きく分けると、以下の3つになります。
①費用が安い
②設計の自由度が高い
③評判がわかりやすい
ハウスメーカーは、テレビCMや住宅展示場など、宣伝広告費をかけていますが、工務店は広告費用をほとんどかけていないところが多いです。そのため、建築費用も安く抑えられる点が強みと言えるでしょう。
また、地域密着の工務店であれば、相談の上で予算に合わせた設計をしてもらえる場合もあるでしょう。
ハウスメーカーは、規格化された構造の骨組となる部分の建材を使用するため、間取りに制限があったり、選べる設備が限られていることが多いです。
対して工務店は、制限が少ないので自由度の高い要望を実現することができます。
他にはないような家を建てたり、個性的な間取りにしたりする場合は、工務店のほうが理想に近い設計になるでしょう。建築事務所に依頼をして家づくりを行う場合も、工務店に依頼することになります。
イシカワでは工務店と同様に現場で職人が施工するので、自由度が高くデザインにこだわった家づくりができます。
ハウスメーカーと比べて、工務店は評判がわかりやすいです。
ハウスメーカーは、担当者によっての評判が異なるため、会社単位で評判をチェックしても、当たり外れがある程度しかわかりません。
しかし、工務店は地域密着で、昔から地元の人に知られているため、リアルな評判を確認できます。
ハウスメーカーのデメリットは、主に以下の3つが挙げられます。
①設計の自由度が低い
②個々の柔軟な対応がしにくい
③費用が高い
以下、詳しくご説明いたします。
まず、デメリットとしては、設計の自由度が工務店に比べると低い点です。
ハウスメーカーは、規格化された部材を使用するため、間取りに制限があったり、選べる設備が限られていることが多いです。完全にオリジナルの家にしたい方には不向きかもしれません。
また、敷地の状況によっても間取りの自由度は異なります。
平坦で整った土地であれば問題ありませんが、メーカーによっては変形地や高低差のある敷地では、対応しにくいケースがあるので、土地を購入する前に相談するようにしてください。
イシカワでは敷地調査を行い土地に合った設計を行うので、どのような土地でも自由度が高く、耐震性の高い安全な住宅を建築できます。また地盤改良検査を行い、20年の地盤保証も付いているので安心して住むことができます。
こういったハウスメーカーの特徴から、個々の柔軟な対応がしにくいというデメリットがあります。もし規格化されている部材や設備以外で設計、建築すると変更になった場合、費用は高くなりがちです。
イシカワでは、ハウスメーカーと違い、工場での加工ではなく現場で職人が施工するので柔軟な対応が可能です。ご要望やご相談は展示場やイベントなどで随時お受けしてしています。
また、広告の掲載に費用をかけているため、工務店と比べると、そもそもの価格設定は高額になる傾向があります。ただし、大量仕入れや規格化によって、工務店よりも低価格なローコスト住宅プランもありますので、一概に高いとは限りません。
イシカワでは、職人の工程管理・時間管理の徹底や大量仕入れによるスケールメリットのコストカットで価格を抑えて高品質な住宅を提供しています。
工務店のデメリットは、主に以下の5つです。
①工期が長い
②工務店によって技術・品質の差がある
③メンテナンス費用がわかりづらい
④完成後の住宅をイメージしにくい
⑤倒産のリスクがある
ハウスメーカーと比べてデメリットは多いですが、工務店すべてにあてはまるわけではありません。一つひとつのデメリットについて解説していきます。
まずは、ハウスメーカーと比べて工期が長いというデメリットです。
ハウスメーカーは、工場で加工・組立てを行なった部材を使い、システム化された流れで施工を進めていくため、スムーズに住宅が完成します。
対して、工務店は顧客の要望に合わせて作り上げていくため、資材の取り寄せから建築まで、時間がかかってしまうのです。
理想の住宅によっても異なりますが、建設までの期間に半年以上かかるケースもあります。工期にどのくらいの長さがかかるか、アドバイザーや担当者などへ契約前に聞いてみましょう。
また、工務店は店舗・会社によって技術にばらつきがあります。ハウスメーカーは工場での規格化・マニュアル化によって一定の品質を担保していますが、工務店は、現場で職人が加工することが多いため、職人の技術レベルによる品質の差が出てしまいます。資材の品質についても違いが生じる可能性があります。
これは工務店ごとにまったく変わってくるものなので、依頼する場合は事前の評判などのチェックが必要です。
ハウスメーカーは、安定した品質の資材を継続的に扱うことで、保証サービスもパッケージ化されています。更新してサービスを受け続けると、安心して長く住める環境が整うでしょう。一方、工務店では規格商品を使用しない場合や、独特な形状の住宅や特殊な設備を入れる場合は、定期的な点検やメンテナンス費用が事前にわからなかったり、かさんでしまう可能性を考えておきましょう。ただし、こういったメンテナンス費用については設計段階で相談できるので、解消できるデメリットと言えます。
工務店は個々の相談に対応できるために生じてしまうデメリットが多いです。完成後の住宅をイメージをしにくいというデメリットもその一つ。
ハウスメーカーは住宅展示場などで完成した住宅を展示している一方で、工務店は、そもそも住宅展示場を持っていないケースがほとんどです。
そのため、実際にどのような家ができあがるのか、図面などでしかイメージできません。
完成見学会などを開催している工務店も増えているので、そのような工務店を選んでおくと良いでしょう。
「倒産のリスク」は、ハウスメーカーと比べて工務店のほうが規模が小さいために起こり得る可能性が高いリスクと言えます。
少子高齢化で住宅の需要が減少する中、地域密着の小規模な工務店への依頼は少なくなっていくと想定されます。また、インターネットで情報を収集しやすくなった昨今では、どうしても広告宣伝費に費用をかけているハウスメーカーのほうが目に留まりやすいです。工務店が倒産してしまうケースはまれですが、一つの可能性として頭に入れておきましょう。
ハウスメーカーと工務店のサービス内容について、具体的に比較していきます。
上記で解説した内容を参考に、以下の表にまとめました。
上記の表を元に、それぞれを補足していきます。
規模については、ハウスメーカーのほうが選択しやすいと言えるでしょう。全国に営業支店を持っているような企業であれば、地域問わず豊富な選択肢の中から設計・建築が可能です。
ただし、工務店は地域密着であるために全国には対応していませんが、地域密着ならではのメリットもあります。
単純な「規模感」という面だけで見ると、ハウスメーカーのほうが大きいですが、メリットで比べると、どちらも遜色はありません。
価格については、工務店のほうが安いです。ただし、ハウスメーカーにおいても、ローコスト住宅が増えているので、価格の面でもハウスメーカーが選ばれる可能性はあります。
設計・プランについては、自由に設計したい場合は工務店がよいでしょう。
ハウスメーカーは、ある程度のオプション追加はできるものの、基本的には既存のプランや設備から選ぶ形なので、オリジナリティの高い住宅の設計・建築は難しいです。
ただし、大きくこだわりのない住宅であれば、ハウスメーカーでも問題ないでしょう。
施工の品質・特徴については、ハウスメーカーのほうがよいと言えます。
一定の品質を保っていたり、工期が短かったりと、ハウスメーカーのほうがメリットは多いです。
アフターサービスやメンテナンスについても、ハウスメーカーのほうが充実しています。
ただし、工務店の規模によってはハウスメーカーのようなマニュアルのもとサービスを充実させているところも少なくありません。その場合、工務店のほうがある程度の融通も効くので、一概にどちらがよいとは言えません。
上記の比較や、メリット・デメリットなどを考慮した上で、どのような方がどのような観点でハウスメーカーと工務店を選ぶべきかを解説します。
それぞれにメリット・デメリットはありますが、どちらを選んだほうがよいという明確な基準はなく、最終的には「自分の理想と合っているかどうか」で比較することが重要です。
ただし、いずれにしても、以下の2つは事前に確認しておくとよいでしょう。
・公式サイトの記載内容の確認
・利用者の口コミの確認
上記の2つからわかる点は、以下の通りです。
基本的な部分については、公式ホームページなどで別に確認できるので、必ず事前に確認しておきましょう。
公式サイトに関して、特に見ておくべきなのは、価格や事例です。
工務店の場合は、経営者の人柄が表に出ている場合があるので、想いやこだわりの部分を見ておくと、自分と相性がよいか判断しやすくなります。
口コミについては、参考程度に見ておきましょう。あくまで利用者個人の感想になるので、鵜呑みにしてはいけません。とくにハウスメーカーの場合、たまたま担当との相性が悪い場合もあります。そのため、どのような傾向があるのかを知る程度の参考にしましょう。
以下では、どのようなハウスメーカーがおすすめな人と工務店がおすすめな人に分けて解説しますが、上記の内容も踏まえた上で確認してください。
ハウスメーカがおすすめの場合は、以下に当てはまる人です。
①ブランド力や知名度に対する安心感を重視
②アフターサービス
③短い工期で効率的な家づくり
ハウスメーカーは「安心した家づくり」を目的としている人に向いていると言えます。
ハウスメーカーは、ブランド力や知名度があるので、まず安心できます。
担当から施工まで、どこかでミスをしてしまえば、ブランドに傷がついてしまうからです。
そのため、一定品質のサービスや設計・建築の質は、担保できていると考えて良いでしょう。
また、同様に、アフターサービスも充実しているのがハウスメーカーの特徴です。
アフターサービスの内容はハウスメーカーによって異なりますが、大手のハウスメーカーでは、以下のようなアフターサービスを行っています。
上記のようなアフターサービスが揃っているので、何か困ったことやトラブルなどがあっても安心して住み続けられます。
アフターサービスの詳細は、事前に確認しておきましょう。
イシカワのアフターサービスを見る>
さらに、ハウスメーカーは、短い工期で効率的にすすめられるのも魅力です。家庭環境の変わり目の場合は、早く新しい家で暮らしたい人もいるでしょう。
そのような場合でも、ハウスメーカーなら、安心できる住まいで、比較的早く暮らせます。
とくに、以下のような方は、ハウスメーカーが向いていると言えるでしょう。
・三世代で暮らしている
・長く住める家を建てたい
ご家族が多い家庭にとって、早く安心して長く住み続けられるマイホームを設計してくれるハウスメーカーは、メリットに感じられるでしょう。
工務店がおすすめの場合は、以下に当てはまる人です。
①制限の少ない自由度の高い家作りがしたい
②工期に余裕がある
③予算を抑えたい
基本的には「こだわりがある」人におすすめです。
工務店はハウスメーカーと異なり、用意されているプランではなく、1から理想の家を建てられます。
そのため、オリジナリティの高いデザインの家を建てたい人に向いているでしょう。例えば木材の温もりを感じられる住まいを目指す方は、自然素材を取り入れた住まいづくりができます。
また、家族構成によって、細かく間取りを決める場合も、工務店に相談したほうが、暮らしやすい設計を実現できるかもしれません。
工務店で依頼する場合は、工期が長くかかります。
こだわりが強ければ強いほど工期がかかってしまい、半年以上かかってしまうケースもあるでしょう。
そのため、できるだけ急いで暮らし始めたい人には向いていません。
ハウスメーカーと同じような設計でも、工務店であれば予算を抑えられます。
ただし、家の設計にこだわりがなく、予算だけで比較するのであれば、ハウスメーカーでもローコスト住宅と工務店を比較したほうがよいかもしれません。
それぞれのポイントをまとめると、工務店は以下のような人におすすめと言えます。
家のデザインにこだわりたい
自分や家族にとって最も暮らしやすい間取りを作りたい
急いで住宅を建てなければならない理由がなければ、工務店でじっくりと話し合いながら決めていくとよいでしょう。
ハウスメーカーも工務店も、家をつくるという点では同じですが、具体的な中身については大きな違いがあります。
ただし、近年は工務店のような性質のハウスメーカーや、ハウスメーカーのような規模感の工務店など、一概に特徴として切り分けられない住宅業者も増えてきています。
そのために、まずは自分の理想とする条件や間取り、予算、好みなどを明確にして、ハウスメーカーと工務店、どちらにも相談してみるのがよいでしょう。
もしどちらもしっくりこない場合は、いくつかの店舗をまわって各業者にアドバイスを受けてみるのがコツです。
家は一生モノの大きな額の買い物なので、徹底的に理想と合うハウスメーカーまたは工務店を見つけるようにしましょう。
また、前回の記事では、工務店、ハウスメーカー問わず、住宅業者を選ぶポイントについてご紹介いたしました。
こちらの記事もあわせてご覧ください。
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