―冬の脱衣所が寒くない家の作り方―
冬の寒い日、暖かいリビングから脱衣所へ移動した瞬間に「ゾクッ」とする寒さを感じたことはありませんか。実は、その何気ない「温度差」が、私たちの健康を大きく脅かすリスクを孕んでいます。それが「ヒートショック」です。
私たちイシカワは、「いいデザイン、いい空気。快適を設計する」という理念のもと、住む人の安心がずっと続く住まいづくりを追求しています。 今回は、冬の脱衣所の寒さを解消し、家族をヒートショックから守るための「温度のバリアフリー」という考え方と、それを実現する具体的な家づくりのポイントを分かりやすく解説します。
寒冷地の新潟市を基盤に展開しているハウスメーカー イシカワだからこそ、寒くない家づくりが可能になります。

「ヒートショック」という見えない恐怖

ヒートショックとは、家の中の急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や血管に強い負担がかかることで起こる健康被害のことです。 暖かい場所から冷え切った場所に移動すると、体温を逃がさないように血管が急激に収縮し、血圧が跳ね上がります。 その後、さらに熱い湯船に浸かることで今度は血管が広がり、血圧が急降下します。 この「血圧のジェットコースター」のような乱高下が、心筋梗塞や脳梗塞、あるいは入浴中の溺死といった重大な事故を引き起こす原因となるのです。
ヒートショックの衝撃的な実態
厚生労働省の調査(令和元年)によると、65歳以上の高齢者が浴槽での溺死・溺水で亡くなった人数は年間約4,900人にのぼります。 これは、同年の高齢者の交通事故死亡者数(2,508人)の約2倍という驚くべき数字です。 日常的な「入浴」という行為が、実は交通事故以上に危険な状況を生み出しているのが日本の住宅の現状なのです。
特に注意が必要な方
ヒートショックは誰にでも起こり得ますが、特に以下のような方はリスクが高いとされています。
- 65歳以上の高齢者: 加齢により体温調節機能や自律神経の働きが低下しているため。
- 高血圧・糖尿病などの持病がある方: 血管が硬くなっていたり、血圧の調整が難しかったりするため。
- 熱いお風呂(42℃以上)を好む方: 温度差がより大きくなり、身体への負担が増します。
なぜ脱衣所は「寒く」なってしまうのか?

民間住宅メーカーの調査によると、冬場に他の場所との温度差を日常的に感じる場所の第1位は「浴室・脱衣所(84.1%)」でした。 なぜ、これほどまでに脱衣所は寒いのでしょうか。
主な理由は、日本の住宅構造にあります。
- 暖房の届かない「死角」: リビングや寝室は暖かくても、廊下や脱衣所、トイレには暖房設備がないことが一般的です。
- 断熱・気密性能の不足: 家全体の断熱性能が低いと、外気の影響を直接受け、暖房のない部屋は外気温とほぼ変わらないレベルまで冷え込みます。
- 窓からの熱損失: 住宅の中で最も熱が逃げやすいのが窓です。 脱衣所の小さな窓から冷気が入り込み、室温を下げてしまいます。
このような「温度のムラ」がある状態は、バリアフリー(段差のない設計)が普及した現代においても、依然として解決すべき「温度の壁」として残っています。
イシカワが提案する「温度のバリアフリー」

ヒートショックを防ぐ根本的な解決策は、家の中から「寒暖差」をなくすことです。私たちイシカワでは、家全体の温度を一定に保つ「温度のバリアフリー」を標準的な住まいの価値としてお届けしています。
その中心となるのが、イシカワ独自の新・全館空調システム「ブローボックス」です。
ブローボックスが変える、冬の暮らし
一般的な空調は、エアコンを設置した部屋だけを暖めます。そのため、ドアを開けた瞬間に廊下の冷気に襲われることになります。しかし、ブローボックスはエアコン2台だけで家全体の空気を循環させます。
- 廊下も脱衣所も一定の温度: 居室だけでなく、脱衣所、廊下、トイレに至るまで、家じゅうの温度・湿度をほぼ均一に保ちます。
- 「見える空調」による安心: 住宅の至る所に温湿度計を設置し、実際にムラがないことを実証しています。 従来の空調では最大8.5℃あった温度差を、ブローボックスの家では最大1.9℃まで抑えることが可能です。
冬の脱衣所を寒くさせないための「3つの技術」
脱衣所の寒さを解消し、温度のバリアフリーを実現するためには、空調システムだけでなく、建物自体の「器」としての性能が不可欠です。イシカワの家づくりには、以下の3つの技術的裏付けがあります。
① 業界トップクラスの高断熱性能
イシカワの住まいは、断熱等性能等級6を標準仕様としています(一部地域を除く)。壁や床に高性能な断熱材を隙間なく施工することはもちろん、宇宙服にも使われる素材を応用した「遮熱シート」を屋根と壁の内部に取り付けています。 これにより、外気の影響をシャットアウトし、冬は室内の暖かさを外へ逃がしません。 まさに「家じゅうが魔法瓶」のような状態になるため、暖房効率が劇的に向上します。
② 徹底した高気密設計
断熱材が「ダウンジャケット」なら、気密は「ファスナー」です。どんなに厚いダウンを着ていても、ファスナーが開いていれば冷たい風が入り込みます。 イシカワでは、全棟で気密測定を実施し、隙間風のない住まいを証明しています。 気密性が高いからこそ、ブローボックスによる空気の循環がスムーズに行われ、脱衣所の隅々まで暖かい空気を届けることができるのです。
③ 高性能な窓・サッシの採用
熱の出入りが最も激しい窓には、トリプルガラス・オール樹脂サッシを標準採用しています。 ガラスを3枚重ね、さらに熱を伝えにくい樹脂枠を使用することで、窓辺の冷え込み(コールドドラフト現象)を最小限に抑えます。 脱衣所の小さな窓からの冷気も、これによって大幅にカットされます。
間取りと設備の工夫で、さらに安全な入浴を

設計段階から工夫を凝らすことで、脱衣所の快適性はさらに高まります。
- 水まわりを居室に隣接させる: 暖かいリビングから廊下を通らずに直接脱衣所へ行ける動線にすれば、体感的な温度差をさらに小さくできます。
- 水まわりの集中配置: 浴室、脱衣所、トイレをひとまとめに配置することで、空調の効率が良くなり、家全体の温度管理がしやすくなります。
- 標準設備の充実: イシカワでは、浴室の保温性能を高める「パーフェクト保温」や、窓の冷気を防ぐ設備を標準で備えています。
健康と家計を両立させる「イシカワの新常識」

「家じゅうを24時間暖めるなんて、電気代が心配」と思われるかもしれません。しかし、イシカワの住まいは、その点もクリアしています。
太陽光発電で冷暖房費を実質0円へ
東北電力グループとのコラボレーションにより、初期費用0円で太陽光パネルを設置できるサービスを提供しています。 24時間全館空調を稼働させても、創出したエネルギーで冷暖房費を実質0円に抑えることが可能です。 つまり、「家計を気にせず、家族の命を守る暖かい環境を維持できる」のです。
空気の質までデザインする
ブローボックスは温度だけでなく、湿度も40〜60%の適切な範囲にコントロールします。 冬の乾燥を防ぐことで、ウイルスの活性化を抑え、肌の乾燥も防ぎます。 また、光触媒(二酸化チタン)コーティングを壁に施す技術を併用することで、空気中のウイルスや有害物質を分解・除去し、常にクリーンな空気環境を保ちます。
まとめ:大切な家族のために、18℃以下のない家を

WHO(世界保健機関)は、健康的な暮らしを送るために「冬でも室温を18℃以上に保つこと」というガイドラインを公表しています。 特に高齢者や小さなお子様がいるご家庭では、この温度管理が直接的な「健康寿命」に直結します。
私たちイシカワの家づくりは、単に「暖かい」だけではありません。
•「ブローボックス」による均一な温度・湿度管理
•「断熱・気密性能」による魔法瓶のような保温力
•「太陽光発電」による経済的な運用
これらが三位一体となることで、冬の脱衣所が寒くない、本当の意味での「温度のバリアフリー」を実現します。
「建てる自由を、誰にでも」 イシカワは、最高クラスの性能を、誰もが手に届く価格で提供することをお約束します。
冬の寒さやヒートショックに不安を感じている方は、ぜひ一度、お近くの展示場で「ブローボックス」の心地よさを体感してみてください。室温だけでなく、空気の「優しさ」をきっと感じていただけるはずです。
たとえるなら、イシカワの家は「高性能な魔法瓶」です。 一度温まった空気を逃さず、家じゅうを優しく包み込む。だから、脱衣所もリビングも、家族の笑顔が絶えない暖かい場所であり続けるのです。イシカワの住まいで、安心で快適な冬を過ごしませんか。


