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家づくりの知識
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「念願のマイホームを手に入れたいけれど、一体何から始めればいいの?」
注文住宅を建てることは、人生における大きな決断です。しかし、初めての家づくりには、知らないと損をすることや、決めなければならないことが山のようにあります。
この記事では、そんな疑問や不安を抱えるあなたのために、注文住宅を建てるための情報収集から引き渡しまでの流れを分かりやすく解説します。各段階で押さえておくべきポイントや、知っておくと役立つ知識も紹介します。
「あの時知っておけばよかった」と後悔しないよう、この記事を参考に、納得のいく理想のマイホームを手に入れましょう。
▼この記事でわかる内容
・注文住宅で決めるべき6つの項目
・間取りを決める際のポイント
・注文住宅の検討から引き渡しまでの流れ
・注文住宅を建てる際に押さえておきたいポイント
この記事の目次
注文住宅を建てることは、人生における一大イベントです。しかし、理想の家を手に入れるためには、事前にしっかりと計画を立てておく必要があります。
そこで、ここでは注文住宅を依頼する前に決めるべき6つの項目を紹介します。
▼注文住宅を依頼する前に決めるべき6つの項目
・項目①|情報収集・家のイメージを固めよう
・項目②|予算と資金計画の立て方
・項目③|住宅ローンの選択
・項目④|条件に合った土地の選定
・項目⑤|理想の住宅デザイン
・項目⑥|ハウスメーカーの選定
家を建てる前に必要不可欠なのは、「具体的なイメージ」です。ふんわりとしたイメージのままでは、実現可能性や予算規模もなかなか定りません。
まずは住宅雑誌やウェブサイト、動画やモデルハウスの見学などを通して、さまざまな住宅のデザインや間取り、設備などの情報を仕入れましょう。実際に見てみることで、住んでいる自分を想像することができ、必要な設備なども明確になります。
家のイメージについては、海沿いや都心など住んでみたい地域から決めることもあれば、家族構成や将来設計、仕事や趣味などのライフスタイルをもとに決めていく方法もあります。
ガレージ付きや広い庭、快適で開放的なリビング、何階建なのかなど、自分たちが住みたい家のイメージや、「これだけは譲れない」といったこだわりを具体化していきましょう。
注文住宅を建てる際には、予算規模と資金計画が重要です。場所や広さ、設備によって規模はさまざまですが、土地の購入費、建築費など、家づくりにかかる全てのコストを考えた総額を把握する必要があります。
資金計画は、自己資金と住宅ローンをどのように組み合わせて家を建てるのか、総予算をもとに計画を立てていくものです。
まずは、自己資金がどれだけあるのかを確認しましょう。できるだけ多く用意することが理想です。
また、住宅ローンをいくら借りることができるのかという情報も重要です。基本的には、世帯年収に対する年間借入可能額を割り出します。毎月の生活費や諸費用なども考慮し、無理のない返済計画を立てましょう。
各金融機関によって金利や返済期間が異なるため、比較できる資料を取り寄せ、慎重に選択していきましょう。もちろん、金利はできるだけ低いものが望ましいでしょう。
住宅ローンは10年単位で返済することが一般的です。そのため、十数年後の自身の就労状態や、出産・子育て、進学、介護など、家族全体の将来を見据えたプランを想定しておくことも大切です。
住宅ローンの返済方法には、主に「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。元利均等返済は、毎月返済額が一定のため返済計画が立てやすい一方、元金均等返済は、返済当初の負担が大きいものの、総返済額を抑えることができます。
また、まとまった収入がある場合は、「繰上返済」も有効な手段です。繰上返済とは、毎月の返済とは別に借入金を返済する方法で、返済期間を短縮したり、利息負担を軽減したりできます。
金利や返済期間、返済方法や繰上げ返済の可否を含めて、複数の金融機関で比較検討することをおすすめします。
予算が決まったら、土地を選定していきましょう。通勤や通学、実家からの距離などを元に、便利な場所を選ぶことが理想です。
近隣施設や駅、学校、治安や騒音の有無、災害リスクなど、考えなくてはならないポイントは多くあります。実際に検討している自治体の役所などで地図をもらったり、日中や夜間、休日など、時間帯を変えて想定エリアを歩いてみたりすることで、よりイメージがしやすくなります。
土地の選定の際には、地元の不動産会社などに相談すると、具体的な情報が得られるでしょう。さらに、以下の点にも注目して、土地選定を進めましょう。
注文住宅を建てる際には、理想の住宅デザインを決める必要があります。外観から内装、生活導線まで、他の住宅の事例をもとに、具体化させていきましょう。
外観のデザインは、家の雰囲気を左右するだけでなく、生活の快適さにも関わる重要な要素です。近隣の人通りや騒音などを考慮し、窓やベランダの位置、必要な駐車・駐輪スペース、シャッターや門扉の有無、植栽の有無などを検討しましょう。
一方、内装は、家族のライフスタイルや好みに合わせて考えることが大切です。小さなお子様がいる場合は将来の子ども部屋の必要性、料理や洗濯などの家事導線を考慮することも重要です。希望をリスト化することで、具体的なイメージを共有しやすくなります。
住宅デザインを決めるポイントは、家の雰囲気や色合い、素材、機能性、そしてそれに応じた予算配分です。建築士やインテリアコーディネーターに相談しながら、理想のデザインと現実的な予算のバランスを取り、満足度の高い家づくりを目指しましょう。
具体的なイメージが固まったら、施工エリアに合ったハウスメーカーの選定をしていきます。会社によるアピールポイントや得意・不得意などもあるため、複数のハウスメーカーで比較検討をしましょう。
できるだけ実績や技術力のある会社を選ぶことで、「想像していた家とは違った」などという事態を防ぐことにもつながります。
充実したアフターサービスを提供しているハウスメーカーもあるので、できるだけ長期で気にしてもらえると嬉しいですよね。用意できる予算内で収まりつつ、理想を叶えてもらえる会社を選んでいきましょう。
注文住宅は、間取りや設備、デザインなど、自分の理想を形にできる点が最大の魅力です。
しかし、自由度が高い分、決めなければならない項目も多岐に渡ります。そこで、ここでは設計段階で決めるべき8つの項目を紹介します。これらの項目を事前に把握し、後悔のない家づくりを進めましょう。
▼注文住宅の設計段階で決めるべき項目
・ポイント①|土地に合った建物の配置
・ポイント②|内装デザインを決める
・ポイント③|水回りの設備を選定する
・ポイント④|設備の選択について考える
・ポイント⑤|電気配線の計画を立てる
・ポイント⑥|外装や外構のデザインを決める
・ポイント⑦|地鎮祭や挨拶回りなどその他の準備
・ポイント⑧|工事期間中に決めるべきこと
注文住宅を建てる際には、その土地に合った建物の配置を考えることが最も重要です。建物の配置は、日当たりや風通し、プライバシー、隣地との関係など、さまざまな要素に影響してきます。
土地の条件によって、家の建て方や間取りの工夫が必要です。
例えば、南向きの土地ならリビングや寝室を南側に配置して明るい空間を作れますが、夏は暑くなりすぎる可能性もあるので注意が必要です。
風通しの良い土地なら窓を多く設置して自然の風を取り込みますが、冷暖房効率やプライバシーへの配慮も必要です。
隣地との距離が近い土地なら、窓の位置や塀の高さ、植栽などを工夫してプライバシーを確保しましょう。建物の配置によっては、隣家とのトラブルに繋がる可能性もあるため注意が必要です。
土地の特性を最大限に活かした建物の配置が、快適な暮らしを実現する上で非常に重要となってきます。
日当たりの良い南向きの土地であれば、リビングや寝室を南側に配置することで、一日中明るい空間を確保できます。また、風通しの良い土地に窓を多く設けることで、自然の風を効率的に取り込み、心地よい住環境を創り出すことができます。
自然光と照明のバランスを考慮しながら、シック、ナチュラルなど、お好みの内装の雰囲気に合わせて空間をデザインしましょう。
隣家や歩道との距離が近い土地では、プライバシーの確保が重要です。窓の位置や塀の高さなどを工夫することで、プライバシーを守りつつ、開放的な空間を両立させることができます。隣家とのトラブルを未然に防ぎ、完成後も安心して快適に暮らせる家を設計しましょう。
水回りの設備選びは、毎日の快適さに直結します。
キッチンは、家族構成や料理の頻度に合わせて、コンロの種類(ガス・IH・電気)や数、シンクの大きさや素材、収納スペースなどを検討しましょう。
お風呂は、浴槽の大きさや素材(FRP・ホーロー・人工大理石)、シャワーヘッドの種類(節水・マッサージ機能など)を、家族構成や好みに合わせて選びましょう。
トイレは、便器の種類(節水・汚れにくい素材)、ウォシュレットの機能(洗浄・温風乾燥など)を選ぶほか、トイレの数や、来客時の導線なども重要になります。
暮らしを想像しながら時間をかけて慎重に選ぶことで、快適な水回りを手に入れ、毎日の生活をより豊かにすることができます。
家づくりにおける設備選びは、快適な暮らしを実現するために欠かせない要素です。
キッチン、お風呂、トイレなどの水回り設備から、照明器具、エアコン、床の冷暖房まで、多岐にわたる設備が住み心地や快適さに大きく影響します。ランニングコストやお手入れのしやすさなどもありますので、ハウスメーカーやショールームの専門家に相談しながら、プロの視点からアドバイスを受けていくのも良いでしょう。
今の住まいから将来までに想像を巡らせ、自分たちのライフスタイルや好みに合った設備を選ぶことで、より快適で満足度の高い住まいを実現できます。
機能性はもちろん、家全体のインテリアや外観との調和、予算内で収まるのかどうか、修理や補修、メンテナンスのしやすさなど、総合的に考えていくことが大切です。
電気配線は、暮らしの利便性に直結します。お手持ちの家電製品の使用場所やスマートフォンの充電場所など、生活導線を考慮してコンセントの位置と数を計画しましょう。
十分な数のコンセントを確保することで、不便なく快適に過ごせる一方で、見栄えにも影響してきます。
空間の雰囲気に影響する照明器具は、ダウンライト、シーリングライト、ペンダントライトなど、種類によって光の効果や演出が異なります。配置する場所によって見え方も変わるので、配置場所をよくイメージしながら選んでいきましょう。
スイッチについては、暗闇でも操作しやすい場所や入室時にすぐ手が届く場所など、使いやすさを重視することも生活の中では大切です。
将来的な家具の配置変更や家電の買い替えも想定し、電気配線を変更しやすいように計画しておく方法もあります。
建築士などに適切なアドバイスを受けながら計画を進めることで、より快適で暮らしやすい住まいのアイデアが得られることでしょう。
土地に合った住宅の配置もそうですが、近隣住宅や街の雰囲気との兼ね合いで、外装に何らかの制約が出てしまう地域もあります。市町の条例なども、事前に確認しておきましょう。
また、雨ざらしになる外装は経年劣化などによって雰囲気が変化してくるものです。
素材選びに注意し、十数年後も住みやすく、いい状態を保ちやすい設計を考えることが大切です。
注文住宅を建てるには、間取りや設備の決定だけでなく、様々な準備が必要です。
まずは、工事の安全と建物の繁栄を祈願する地鎮祭を、建築工事前に執り行うようにしましょう。
それから近隣住民への挨拶回りを行い、工事による騒音や振動など、迷惑をかける可能性があることを事前に伝え、理解と協力を得るようにしておくと、後々のご近所関係に良い印象を残すことができます。
建築確認申請の手続きや、建築現場の仮設工事、近隣住民への工事内容の説明なども必要です。工事保険への加入も忘れず、万が一の事故に備えましょう。
間取りまで決めたあとの工事期間中は、設備機器の詳細、壁紙や床材の柄、照明器具、カーテン、家具の配置など、細部を決めていく必要があります。
設備機器は、キッチンやバス、トイレの種類や色、サイズなどをカタログやショールームで確認し、生活スタイルや好みに合わせて選びます。壁紙や床材についても、サンプルを取り寄せたり、実際に見て触れることで、イメージ通りの空間を創り出すことができます。
照明器具のほか、カーテンも、それぞれの窓のサイズやデザイン、遮光性や生地感を考慮して選びます。生活導線を意識し、事前にサイズを測って配置図を作成することで、スムーズな搬入や快適な生活空間を実現できるでしょう。
工事期間中に決めなくてはならないことは多く、大変なこともありますが、一つ一つ丁寧に確認し、ハウスメーカーと相談しながら進めていきたいですね。
注文住宅を建てるには、どのような段階を経て家が完成するのでしょうか?
ここでは、夢のマイホームを手に入れるまでの道のりを、具体的なステップに分け、それぞれの段階で何をするべきかを解説します。
▼注文住宅の検討から引き渡しまでの流れ
・STEP①|情報収集・家のイメージを固める
・STEP②|予算やローンの決定
・STEP③|土地探し・決定
・STEP④|ハウスメーカー・施工会社の決定
・STEP⑤|家の間取りなど詳細の決定
・STEP⑥|土地や住宅の契約
・STEP⑦|住宅ローンの本審査
・STEP⑧|着工~完成
建てる家に関するイメージを具体的に固めることが、注文住宅づくりの第一歩です。住宅雑誌やウェブサイト、住宅展示場などを活用し、様々な情報を収集しましょう。家族構成やライフスタイル、将来設計などを考慮しながら、間取りやデザイン、設備など、どのような家に住みたいのかを明確にしていきます。
この段階でしっかりと情報収集とイメージ固めを行うことで、家づくりの方向性が定まり、後々の工程がスムーズに進みます。理想の住まいを手に入れるために、まずは時間をかけてじっくりと検討を重ねることが大切です。
次に、予算とローンの決定です。希望する住宅の総額を把握し、土地代、建築費、諸費用など、各項目にかかる費用を詳細に算出しましょう。
総額のうち、自己資金で賄う頭金と、住宅ローンで借り入れる金額の比率を検討します。頭金を多くすれば、月々の返済額や総返済額が減り、金利負担も軽減されますが、その分、手元の資金が減ってしまうという側面もあります。
無理のない返済計画を立てるために、建築費用だけでなく、毎月の生活費や将来設計なども考慮しながら、総合的な資金計画を立てていきましょう。
インターネットや地元の不動産会社、地域情報誌、知り合いからの紹介など、様々な手段で土地に関する情報を収集しましょう。
しかし、情報収集だけで土地を決めるのは危険です。必ず現地に足を運び、周辺環境や土地の形状、日当たり、地盤、道路状況などを自分の目で確認することが重要です。これらの情報は、実際に現地に行かなければ得られない貴重な情報であり、後々の生活に大きく影響します。
また、売買契約を結ぶ際には、契約内容をしっかりと確認し、不明点があれば必ず質問するようにしましょう。契約書は専門用語が多く、理解しにくい部分もあるかもしれませんが、後々のトラブルを避けるためにも、納得いくまで確認することが大切です。
土地探しは時間と手間がかかる作業ですが、希望条件を明確にした上で情報収集を行い、現地見学を重ねて、本当に納得できる土地を選びましょう。
土地が決まったら、いよいよハウスメーカーや施工会社選びです。
数多くの会社が存在するため、自分に合った会社を選ぶのは簡単ではありません。施工エリア、価格帯、デザイン、アフターサービスなど、様々な観点から複数の会社を比較検討し、信頼できるパートナーを見つけましょう。
ホームページやカタログだけでなく、実際に住宅展示場や完成見学会に足を運び、住宅の雰囲気や担当者の対応を確認することも大切です。また、過去の施工事例や顧客からの評判も参考に、自分たちの理想とする住宅設計が可能かどうか、設計士の技術力やセンスは十分かなどを確認しましょう。
さらに、予算内で収まるか、見積もりが適正かといった金銭面もしっかりとチェックすることが重要です。
家族のライフスタイルや好みに合わせた理想の住まいを実現するために、必要な部屋数や広さを具体的に決めましょう。平屋にするか2階建てにするか、土地の広さや周辺環境、採光や風通しなどを考慮しながら、最適な間取りを検討します。
収納スペースの確保や設備の選定、インテリアのコーディネートも、自分たちの好みに合わせて自由に選ぶことができます。オリジナルの空間を作り上げ、快適で居心地の良い住まいを実現しましょう。
注文住宅の契約を交わす前に、必ず確認すべき事項や注意点があります。土地の契約では、以下の点に気をつけるようにしましょう。
▼土地の契約で気をつけるべきこと
・土地の境界が明確になっているか
・土地の権利関係に問題はないか(所有権、借地権など)
・造成工事の必要性や費用
・地盤調査の結果と地盤改良工事の必要性
住宅の契約では、以下の点を確認します。
▼住宅の契約で気をつけるべきこと
・設計図や仕様書の内容が希望通りか
・建築費用の内訳が明確になっているか
・支払い方法やスケジュール
・保証内容(瑕疵担保責任、地盤保証など)
これらの項目に加え、土地や住宅の面積、価格、引き渡し時期なども必ず確認しておきましょう。
契約書は専門用語が多く、理解しにくい部分もあるかもしれません。疑問点や不明な点は、契約前に必ず質問し、納得できるまで説明を受けることが大切です。
契約内容をしっかりと理解し、納得した上で契約を結ぶことで、後々のトラブルを未然に防ぎ、安心して家づくりを進めることができます。
住宅ローンの本審査は、金融機関が実際に融資を行うかどうかを最終的に判断するものです。審査では、以下のような点を総合的に評価し、返済能力を判断します。
・借入希望金額
・世帯年収
・勤務先
・現在の借入状況
・資産状況
家族構成安定した職業や勤務先、十分な年収、他のローンの有無、資産や家族構成などが重要なポイントとなります。
金融機関によって審査基準は異なりますが、一般的には、安定した収入があり、返済能力が高いと判断されるほど、借入可能額は多くなります。
着工から引き渡しまでの流れは、以下の流れを経て進みます。
▼着工から完成までの流れ
・建築確認申請
・地盤調査
・基礎工事
・上棟式
・外装工事
・内装工事
・設備工事
・検査
一般的には、着工から竣工まで約6ヶ月〜1年程度かかることが標準的です。
ただし、住宅の規模や仕様、天候、建築会社のスケジュールなどによって、工期は前後する可能性があります。具体的な流れや期間、引越し時期については、ハウスメーカーや工務店に確認し、詳細なスケジュールを把握しておくことが大切です。
注文住宅は、自由度が高く、理想の住まいを実現できる反面、決めるべきことが多く、失敗や後悔に繋がってしまうケースも少なくありません。
そこで、ここでは注文住宅を建てる際に押さえておきたいポイントを4つご紹介します。これらのポイントを意識することで、よりスムーズに、そして満足度の高い家づくりを進めることができるでしょう。
▼注文住宅を建てる際に押さえておきたいポイント
・ポイント①|複数の業者から見積もりをとる
・ポイント②|こだわり過ぎに気をつける
・ポイント③|打ち合わせの記録を取るようにする
・ポイント④|生活導線を考慮して間取りを決める
再三にはなってしまいますが、注文住宅を建てる際には、複数の業者から見積もりをとることが重要です。同じようなプランでも、業者によって価格が大きく異なる場合があります。複数の業者から見積もりをとることで、相場を知ることができ、条件にぴったりかつ、お得な業者を選ぶことができます。
業者を選定する際には、価格だけでなく、実績やアフターサービスも考慮する必要があります。実際にモデルハウスを見学したり、施工事例を見せてもらうことで、業者の技術力やデザインセンスを確認することも大切です。
希望するプランを明確にし、必要な設備やオプションを全て記載した上で、同じ条件の見積もりを出してもらいましょう。その上で、わからないことや不安な点はすぐに質問するようにしていきましょう。
住宅へのこだわりはとても大切な一方で、こだわり過ぎると、予算オーバーや工期の遅れ、要望が明確でなく満足のいく住まいにならない、などの問題が生じやすくなります。予算や工期に問題がなくとも、土地や周囲環境などによって、実現できないこともあります。
そんなミスマッチを防ぐために、本当に必要な項目を明確にして、予算や工期とのバランスを考慮しましょう。
専門家の意見を取り入れた上でモデルハウスや完成見学会を見学し、より具体的にイメージしておくことで、想定外の結果を防ぐことにつながります。
注文住宅を建てる際には、様々な人と打ち合わせを重ねながら進めていくことになります。設計士、営業担当、現場監督など、それぞれの人との打ち合わせで決まったこと、確認したことは記録しておくようにしましょう。
記録を取ることで、後から確認したり、確認漏れを防ぐことができます。また、設計士や営業担当に確認したいことがある際にも、記録があればすぐに確認することができますし、ミスの発覚時にも「言った、言わない」の揉め事を防ぐことができます。
メモ帳に手書きで記録してもいいですし、パソコンやスマホのメモアプリを利用することも手です。重要なのは、記録を後から見返せる状態になっていることです。
記録には、
・誰と打ち合わせをしたのか
・いつ打ち合わせをしたのか
・どこで打ち合わせをしたのか
・どんな内容について打ち合わせをしたのか
・どんなことを決めたのか
・どんな確認をしたのか
などを残しておきましょう。
理想的な住宅を見て回った後、間取りを決めることも重要なステップです。導線が考慮されていないと、家事効率が悪くなったり、生活のしにくさに直結したりするため、慎重かつ多角的に判断する必要があります。
住み心地の良い家にするためには、水回りを中心に考えたり、収納の位置を工夫したり、家事動線をまとめたりすることが不可欠です。また、家族の出勤や帰宅時間などを考慮し、生活動線が重ならないようにすることも大切です。
以上のことからもわかる通り、家づくりを決めてから注文住宅を建て終わるまでには、資金面から家族の要望、内装の好みや周囲環境の整備など、非常に長い道のりがあります。
楽しみな反面、いずれも大変そうに思えてしまいますが、時にはプロフェッショナルの力を借りながら、少しずつ無理なく進めていけば大丈夫です。
長い時間住むことになるお家ですので、後々後悔することのないようしっかりと準備してから望みたいですね。
地域や家の形など、一つとして同じ住宅はありません。あなたや家族にとってより良い快適な住まいを得られるよう、これらの情報をぜひ参考にしてみてください。
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